NOT AUTHORITY, BUT ART. 〜常識に尻を向けろ。〜

更新情報

津村耕佑作品レポート

tumura_2

灼熱の太陽に照らされた大通りを少し曲がるとそこに真っ白な異空間が現れた。まるで溶け残った雪を発見したかのような幸福感を胸に近づいてみると、それは無数のプチプチ(空気緩衝材)であることに気づく―。今回の作品製作では時間の経過と共にそれらが徐々に浸食域を拡大。樹木から地面づたいに真っ赤なAURISを取り込み、最終的には全くの異物だったふたつが細胞分裂の果てに出逢いを果たすかのように、緩やかな連続体を成すまでに至った。その後も浸食は止まらず、ファッションデザイナーの津村氏ならではの趣向で同じプチプチ素材のドレスやバッグを身にまとった妖精のごときガールズも出現。その光景に散歩中のご夫婦が足を止め興味深そうに見入っている姿が印象的だった。(牛津厚信)