NOT AUTHORITY, BUT ART. 〜常識に尻を向けろ。〜

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オープンリールアンサンブルライブ

open8

DASのフィナーレを飾るのはつい先ほど明和電機&バイバイワールドとライブを繰り広げたばかりのオープンリール・アンサンブルだ。海外でも高い評価を受ける彼らのまさに常識に尻を向けたステージに会場の驚嘆と興奮は頂点に達した。直立不動に並べられた年代物の磁気録音機をターンテーブルのように駆使して音を発し、そのノイジーなサウンドを幾台も重ねることでアンサンブルへと変貌させていく彼ら。時に掃除機のバキューム音やホイッスル、鍵盤ハーモニカをその場でサンプリングしてはまた即興的な音色を生みだし、そこに身体を芯から揺り動かすビートが加えられていく。まさにパフォーミング・アーツ的な面白さと音楽性の高さを併せ持った稀有なる存在と言えるだろう。そして盛り上がりも佳境を迎える頃、フロアにはキラキラと眩い光が巻き起こる。来た!ミラーボールマンだ!最終日の代官山を大いに盛り上げた彼が両手を広げ回転をはじめるとオーディエンスは益々ヒートアップ。クライマックスにはリーダーの和田氏がフロントに置かれたオープンリールから磁気テープをおもむろに引き抜きはじめ、その黒光りして築かれていく泉の噴出はまさに全身全霊を込めて爆走してきた代官山アートストリート7日間を締めくくるにふさわしい新時代の打ち上げ花火のようでもあった。(牛津厚信)